【19卒上位校学生の声】元々の志望業界ではない企業に内定承諾した理由は?

説明会解禁まで半年を切り、2020年度卒業予定の学生の採用活動を始める時期に入ってきました。その中で、採用ターゲットにも関わらず、説明会を開催しても集まらなかったり、ナビサイトでエントリーしてこないという学生にアプローチできず、お悩みのご担当者様も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、上位校学生が集まるイベントスペース「iroots LOUNGE」を利用している学生を対象に「元々の志望業界ではない企業に内定承諾したエピソード」を集めました。学生のリアルな就活状況をお届けいたしますので、今後の採用活動に活かしていただけると幸いです。

慶應義塾大学 Kさんの場合

慶應義塾大学 文学部 4年 女性 Kさん
内定先:エンタメ企業(1000人規模)
就活開始:大学3年の8月(サマーインターン参加)
内定承諾時期:大学4年の5月

就活開始時は人材業界志望。そこからエンタメ企業に内定承諾した慶應生

── 就職活動には早期から力を入れていたんですか?

Kさん

いえ、学生団体とゼミの活動を頑張っていたので就職活動には時間を割いていませんでした。最終的に選考を受けた企業も10社くらいでしたね。

── そうなんですね。就活を始めた大学3年の8月の段階ではどんな企業に行きたいと考えていたんですか?

Kさん

人材業界を志望していました。学生団体で活動する中で「人の変化や成長に携わりたい!」という気持ちがあったんですよね。その他では自分が主体者となって挑戦できる、裁量を与えてくれる会社は魅力的でした。

── 最終的に内定承諾した企業は人材業界ではなく、エンタメ業界ですよね?そもそも最初の接点はどこだったんですか?

Kさん

大学3年の10月頃からスカウトサービスを利用していて、1月にエンタメ企業(以下A社)からスカウトが来たんです。そこから説明会に参加したのが始まりですね。その後選考を受けて3月に内定をいただき、5月に内定承諾をしました。

興味を持ったきっかけは「その企業で何ができるか」

── エンタメ業界のA社から初めてスカウトが来たときのことを教えてください。

Kさん

スカウトをもらった大学3年の1月の段階ではまだ人材業界を志望していたので、エンタメ業界はまったく興味がなく、見ていませんでしたね。一応A社の企業名は聞いたことがありましたが、自分の就職先として考えたことはありませんでした。

── では、なぜそのスカウトを受け取って、会いに行こうと思ったんですか?

Kさん

裁量を持って色んな仕事ができる環境は面白そうだと思ったからですね。新入社員が1年目に任せられている仕事が書いてあったことも説得力がありました。

その後選考を受ける中でも、「自分が主体者となって挑戦できる」という自分のやりがいを感じられる環境だとわかるにつれて、志望度が上がっていきました。

やりたいことができるのは「人材系」ではなく「人事」

── その後3月に内定をもらったとのことでしたが、内定承諾をする5月まで期間が空きますね。

Kさん

そうですね。3月からは元々志望していた人材業界の選考を受けていました。またA社に行くか、人材系の企業に行くか決めかねていたので、A社の人事や現場社員など計7、8人の社員に会わせてもらいました。様々な立場の社員と自分のやりたいことについて話すという機会は貴重でしたね。

その中で、自分のやりたいことができるのは「人材系」ではなく「人事」だということに気づくことができました。

── それは大きな転機ですね!そう思い至るまでに具体的にどのような変化があったかお聞きしたいです。

Kさん

そもそも、人材業界では人材によって企業を成長させることはできるが、実際に転職した人が活躍している姿は見ることができないということを不安に感じていました。

その悩みを多くの社員に話していく中で、自分の中で重視しているのは「企業」がどう変化していくかより、「人」がどう変化していくかだということに気づかされました。

── だから「人材系」ではなく「人事」というわけですね。

Kさん

はい。人材系の企業からも内定はもらっていたのですが、1年目から人事をやらせてもらえるA社に内定承諾しました。

青山学院大学 Sさんの場合

青山学院大学 総合文化政策学部 4年生 男性 Sさん
内定先:人材大手(1000人規模)
就活開始:大学3年の8月(サマーインターン参加)
内定承諾時期:大学4年の5月

「将来は自分の服屋を。」成長のために人材業界を選んだ青学生

── アパレル業界の企業から大学3年の8月に内定をもらったということでしたが、アパレル業界を目指したのにはどんなきっかけがあったんですか?

Sさん

3つ上の兄の影響が大きかったです。大学生の兄がカッコいい服を着ていたのが、当時高校生の自分には魅力的で興味を持ちました。

その後大学に入ってすぐにアパレル系のバイトを始めたんですが、1つ気に入らないことがあって。押し売りをしたくなかったんです。そこから「自分が本当にいいと思ったものだけを売りたい!」と思い、大学2年の頃からは、将来自分で服屋を経営したいと考え始めました。

── なるほど。その後なぜ内定承諾先である人材大手(以下B社)に出会うに至ったのかお聞きしたいです。

Sさん

内定をもらってからはほとんど就活をしませんでした。

ただ、大学3年の1月になり、周りの就活が本格化してきた時期に友人たちと話す中で、自分で服屋を経営するという目標に対して、他の会社でビジネスを学んでからアパレルに戻ってくるのもアリなのではないかと思うようになりました。「自分は本当に新卒からアパレル業界でいいのか」という迷いが生まれたんです。

アパレル企業に内定から半年後、就活をやり直すことに

── Sさんはその後どう動いたんですか?

Sさん

ゼミの先輩に勧められて登録していたスカウトサービスに登録してみました。数社からスカウトをいただけたので、その中から人材大手であるB社のスカウトを承諾し、会いに行きました。

── なぜB社には会いに行こうと思ったんですか?

Sさん

スカウトの内容が「ゆっくりお話しながら自己分析でもしましょう」というものだったからです。

すでにアパレル系の内定を持っていたので、選考に近いものではなく「迷いを解決したい」という自分のニーズに合ったスカウトに惹かれましたね。

── 実際にお会いして、B社の方とはどんなお話をしたんですか?

Sさん

自分のやりたいことについて親身に相談に乗ってくださいました。そして、将来自分の服屋を持ちたいという話をする中で、経営について学ぶ必要があるということに気づかせてもらえたんです。

その後、経営のノウハウを学べるという軸で、人材系のB社を含む数社の選考を受けることにしました。

「自分のいいと思ったモノを売りたい」アパレルとの共通点

── 内定承諾の決め手は何だったんですか?

Sさん

最初はまったく興味のなかった人材業界ですが、「人」に関してプロになることと様々な業界の顧客と関わることが、将来自分の服屋を経営するにあたって確実に活きると思い決めました。

また、その会社の「いいものじゃないと売らない」という考え方に共感できたのも大きかったです。

── 自分の服屋を持つという目標に向かって成長できる会社だったんですね。

Sさん

はい!今B社でインターンをしているのですが、自分の店を経営するという理想に近づいているという成長実感があります。アパレルのバイトも続けており、とてもいい環境です!

まとめ

今回は人材志望からIT系、アパレル志望から人材系の企業に内定承諾した2人の学生にお話をお聞きしました。今回インタビューした学生は2人とも、就職活動初期にまず志望業界を絞っていました。しかし最終的には、「その企業でどんなキャリアを選択できるか」を重視して、元々の志望業界ではない企業に内定承諾していました。

その要因となったのは、就職活動中に人事や社員とともに自己理解を深められる機会があったことでした。その中でも特に大切なのは、学生が「業界」ではなく、どんな「仕事」に価値を感じているのかというところを一緒に深掘りすることなのではないでしょうか。

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2017.11.08

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