リファラルリクルーティングとは? -最近話題の採用手法をご紹介!-

最近注目されている、ある採用手法があります。それは、リファラルリクルーティングです。

リファラル(referral)は紹介リクルーティング(recruiting)は採用を意味します。つまり、社員からの紹介によって新たな社員を採用するという方法です。今までの採用方法で言うと、縁故採用と非常に似ていますが、なぜこの採用方法が話題なのか、リファラルリクルーティングの基礎から、メリット・デメリットを紹介しながらご説明いたします。

1. リファラルリクルーティングとは

冒頭でも述べたように、リファラルリクルーティングと縁故採用(コネ採用)は一見同じように聞こえます。確かに、「社員からの紹介によって新たな社員を採用する」という点に関しては同じなのですが、大きく違う点があります。

それは、我々が一般的に認識している縁故採用は、紹介者と採用候補者が親族といったような「血縁関係によるつながりを用いた採用」です。それに対して、リファラルリクルーティングは「血縁は関係なく、個人的な人脈を用いた採用」です。

リファラルリクルーティングは、採用候補者の質や信頼性などを知った上で社員が推薦するといったものとなります。

2. リファラルリクルーティングのメリット・デメリット

リファラルリクルーティングをより詳しく知っていただくために、リファラルリクルーティングのメリットとデメリットについてご説明いたします。

リファラルリクルーティングのメリット

  • ミスマッチを軽減できる
  • 採用工数を削減できる
  • 自社を知らない学生にもアピールができる

・ミスマッチを軽減できる

紹介者となる社員は、会社の社風や必要な技術などを理解しています。その社員が推薦するということは、採用候補者は信頼性が高く、安心できる人材であると言えます。
採用担当者よりも社員が候補者の人格や個性、技術などを理解した上での紹介となるため、ミスマッチ率が低い人材であると考えられます。
また、学生も紹介してくれた人を見ていると、そこから社内の雰囲気を感じ取る事もできます。それにより、入社前と入社後のギャップが少なく、快適な環境で働く事ができるので、入社後のミスマッチも起こりにくくなります。

・採用工数を削減できる

上記でご説明したように、採用候補者は社員から紹介された人物であるので、信頼性が高い人材です。そのため、複数回の面接や試験を行わずに、最低限の面接と試験を行うことが可能です。

・自社を知らない学生にもアピールができる

社員から現場の生の声を聴き、紹介されることで、「あの人が声をかけてくれたのなら詳しく話を聞いてみたい」と学生に興味をもたせることができます。
中小企業やベンチャー企業は、求人広告媒体を使っても、学生に自社をなかなか見つけてもらえず、希望の学生とはほとんど出会うことができない、という悩みを抱きがちですが、このように興味を持ってもらえることで、この悩みは解消されそうです。

リファラルリクルーティングのデメリット

  • 社内でネガティブな印象を持たれがちである
  • 独自の選考方法を考える必要がある
  • 社員と採用候補者との関係悪化の可能性がある

・社内でネガティブな印象を持たれがちである

リファラルリクルーティングは縁故採用(コネ採用)と混同され、ネガティブな印象を持たれがちです。縁故採用は紹介者と縁があれば採用している傾向にあり、その印象が根付いていることで、社員の紹介から採用された社員は、差別的な目で見られることもあるかもしれません。
よって、社内ではリファラルリクルーティングのネガティブなイメージを払拭する必要がありそうです

・独自の選考方法を考える必要がある

メリットで述べたように、リファラルリクルーティングは最低限の採用工数で実施することが可能です。しかし、通常の就職希望者とは選考方法が異なるため、リファラルリクルーティングの候補者向けの面接と試験を新たに考える必要があります

・社員と採用候補者との関係悪化の可能性がある

リファラルリクルーティングは縁故採用とは違い、必ずしも採用されるというわけではありません。しかし、「紹介・推薦で選考してもらっているから、採用されるということだろう」と思っている採用候補者も少なくありません。
最終的に、会社とのマッチングを見た結果、不採用となってしまった場合、この考えでいた採用候補者と紹介者である社員は関係が悪化する恐れがあります。
このようにならないためにも、紹介者は「リファラルリクルーティングは必ずしも採用されるわけではない」ということをしっかりと伝える必要があります

3. リファラルリクルーティング事例

新卒リファラルリクルーティングをしている企業を1社ご紹介します。
株式会社UZUZ

リファラルリクルーティングは中途採用で用いられることが多く、新卒採用でリファラルリクルーティングを実施している企業はまだまだ少ないです。

また、リファラルリクルーティングは紹介による採用のため、通常の新卒採用ページのようなものがありません。概要や事例を確認することは難しいのが現状です。

4. まとめ

リファラルリクルーティングは、会社の雰囲気をよく知っている社員が、自社の雰囲気とマッチしそうな知り合いの学生を紹介する、といったものでした。また、会社のことも知っていて、かつ学生のことも知っているので、この子は自分の会社に合う!という説得力と信頼から、ミスマッチが少なくなるということがわかりました。

採用活動は企業側にも大きな負担がかかります。せっかく時間をかけて採用活動を行ったのに辞められてしまうのは困りますよね。そのようなリスクを多く伴うより、ミスマッチが少ない方法を少しでも多く選ぶのがいいのではないでしょうか。

ただ、事例の項目で述べたように、新卒採用でリファラルリクルーティングを実施している企業はまだまだ少ないです。理由としては、社員と学生のつながりが少ないことにもよると考えられる。これもリファラルリクルーティングのデメリットの1つかもしれません。

では、どのように増やすかというと、研究室やサークルの後輩へ自社を紹介する、研究室あるいは学部・学科を巻き込んだ、自社のPR活動をすると社員と学生のつながりが増えるかもしれないですね。採用活動において、広く広報するだけでなく、早期に1to1のコミュニケーションを取っていくことが必要です。
また、親戚でのコネ採用のイメージも未だに根付いているという点も、新卒のリファラルリクルーティングが少ない理由の1つかと思います。

リファラルリクルーティングはメリットもありますが、他の採用方法に比べるとまだまだデメリットが注目されがちで有効な手法が広まっていません。しかし、SNS等で人と人のつながりが重視される昨今、伸びしろも大きいと考えられます。方法がブラッシュアップされることで今後効果が発揮される手法になりそうです。

ABOUTこの記事をかいた人

長谷川智咲

都内大学の4年生。理系学部所属で専攻は情報系。流行りの機械学習について研究中。2017年8月から株式会社アイタンクジャパンにインターン生として参画。HeRmanの企画や運営を行っている。趣味・特技は茶道と乗馬。好きなことは朝から掃除と洗濯をすること。今年の目標は本をたくさん読む!