【事例つき】内定者インターンシップによって得られる3つのメリットをご紹介!

通常、採用活動の一環として行われるインターンシップですが、内定者を対象としたインターンシップ(内定者インターンシップ)が行われています。

なぜ就職活動を終えたはずの内定者を対象とする必要があるのでしょうか。また、学生もなぜ内定を取得した後にインターンシップに参加するのでしょうか。
それは、内定者インターンシップをすることで、企業、内定者双方に大きなメリットがあるからです。そのメリットとは何なのか、こちらの記事でご説明していきます。
また、実際に内定者インターンシップを導入している企業の事例も交えているので、内定者インターンシップを導入する際の参考になるかと思います。

就活後の大学4年生の過ごし方

採用活動は年々早期化しており、その分早々に内定を取得する学生も増加しています。
例えば、外資系企業やベンチャー企業などは早ければ3年生の夏に内々定を出す場合もあります。内定後の過ごし方は人それぞれですが、残りの大学生活を満喫しながら入社の準備を進める学生が一般的ではないでしょうか。(例えば、運転免許を取る、英語を勉強する、など。)
そういった学生の中には、入社後に同期と差を付けたい、就職する会社のことをもっと知っておこうという考えから内定者インターンシップに参加する人もいます。

また、内定取得後には実際に入社する同期や社員と接触する機会が多くなるなど、職場について学生が知り得る情報が多くなります。就職先についてより多くの情報を得ることで、新しい環境でちゃんとやっていけるのだろうかと逆に不安になってしまった学生が、入社後のギャップをなくすために内定者インターンシップに参加する場合もあります。意欲的な学生にも、慎重な学生にも、学生から社会人への変化の過程の一つとして内定者インターンシップという機会を提供するのは効果的だと思います。

内定者インターンシップとは

内定者インターンシップには、主に3つの目的があります。

  • 入社後に起こりうるギャップの解消
  • 早期の人材育成 or 入社後研修の前倒し
  • 内定辞退の防止

最初の項目で述べたように、学生生活を送りながら入社後の準備をする新卒の学生は、当たり前ではありますが、社会人の経験がありません。そのため入社後の現実を正確にイメージすることに限界があると言えます。社員にとっては当たり前のことでも、入社直後の新入社員には衝撃的な出来事に感じる可能性もあります。
例えば、就活で企業の良い面だけを見てしまい、予想していなかった状況にイメージとのギャップを感じて離職してしまった、もしくは、企業が面接や面談で学生のことをよく褒めたり、受け入れたりしていたものの、入社したら初めてで慣れないことが多い環境になり、失敗を指摘したら想像以上に落ち込んでしまった、などが挙げられます。入社直後の離職を防ぐ方法として、新入社員が身を置く環境の急激な変化をなだらかにし、組織に現実と乖離するイメージを持たせない対策を打つことも一つの方法として挙げられるということです。

一方、企業が新入社員を知ることができるというメリットもあります。
まず、採用活動では見出し切れなかった内定者の特徴や強みを把握し、入社前の段階で内定者の配属先を検討することができます。また、報酬を与える有給インターンシップにすることで仕事に対する責任の醸成も期待できます。

さらには、実際自社に入社するかどうか決めかねている内定者を取り込む働きもあります。
その理由は、内定者インターンシップをすることで現場社員との接点が増えたり、実業務を任せてもらうことで、会社への帰属意識が湧いてきます。それによって、入社への意欲が高まるため、内定者を自社へ取り込むことができると言えます。

内定者インターンシップの事例

基本的にはインターン生に任せる業務は社員の業務の補佐や社員同等の業務である場合が多いようです。実際の企業の事例を紹介していきます。

インビジョン株式会社

人材事業やメディア事業を展開している会社ですが、コラム作成や、SNSを用いた広報活動を任せているようです。社会人に片足突っ込んでいる学生というある種珍しい立場を生かした仕事内容です。

株式会社デイトナインターナショナル

会社に馴染むことを目的としています。部分的な試みではなく、複数の店舗にてインターンシップが行われています。今まで以上に会社を理解した状態で、4月に新入社員としてスタートを切ることを目標としています。

株式会社ホープ

早い段階からの新入社員教育を目的としているようです。早いと入社前年の11月から内定者インターンシップをスタートさせています。就活生向けのインターンシップよりは格段に現実的で入社に向けた良い準備となっているようです。

まとめ

一口にインターンシップと言っても様々です。学生であるという立場を生かした業務や、社員の補佐となる仕事や社員同等の仕事を任せるなど、企業ごとの工夫が見られます。ここまでは通常の長期インターンシップと共通していますが、入社後のミスマッチを防ぐ人材教育の一環として用いるといった点では内定者を対象とするインターンシップならではの効果を期待しています。

しかし、教育係の負担が増える、内定者インターンシップに参加した人と参加していない人とで入社時に差が出てしまうなど、デメリットも多少あります。ですが、働き方や採用活動の幅が広がっている近年、数ある取り組みの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

籔早織

都内の大学に通うインターン生。株式会社アイタンクジャパンでライターを担当している。 趣味はピアノと日本美術。大学生になってからjazzにも挑戦し、日々奮闘。スポーツの趣味も検討中。