【機械・電子系学生に聞いた】理系就活生の本音とは

2018年も終わりが近づき、2020年卒業学生の採用活動の解禁が迫ってきております。インターンや説明会を開催し、選考のための母集団を形成する中で、「理系学生と出会えていない」「理系学生のニーズがわからず、アプローチできずにいる」というお悩みを抱えている採用担当者様も多いのでないでしょうか。

今回は上位校に特化した新卒スカウトサービス「iroots」に登録している理系学生の中で、機電系の学部に所属している学部生・院生にアンケートを取り、「就活の本音」を集めました。理系学生ならではの悩みや考え方をお伝えいたしますので、今後の採用活動にお役立てください。

理系学生が研究職ではなく企業を選ぶ理由

現在、理系学生の30~40%が大学院に進学しており、今回の調査対象である上位校の機電系学生は、院への進学率が80%を超えることもあります。また、院に進学すれば学科推薦や研究職という道がある中で、企業を選択した理系学生はなぜ就活という選択肢を取り、どのように企業を選ぶのでしょうか?

■理系学生の声■

「研究ではなくビジネスによって社会に価値を提供したいと思ったから。今後大きな変化が求められるような仕事をしたい。」(早稲田大学大学院 創造理工学研究科 経営システム工学専攻)

「社会理解、企業理解が自分には不足していると感じたから。お金を稼ぐ方法を知るため。」(横浜国立大学 理工学部機械工学・材料系学科)

「刺激の多い仕事がしたい。お金稼ぎをしたい。」(京都大学 工学部)

「頭も体も使いながらの仕事がしたいと思ったから。」(京都大学大学院 工学研究科)

「世の中をより良くしたい。自発的に動いて自分らしく働ける働き方がいいです。」
(神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科)

研究職との対比で、刺激ややりがいを求める学生が多く見られました。「研究職ではできないことがしたい」という理由で就職活動を始める学生が多いようです。ビジネススキルが身につくかどうかで企業を選ぶという声も多かったです。

どんな就活サービスを使っているのか?

やはり学生の多くが大手ナビサイトに登録しています(92%)。大手ナビサイトを使用する理由としては以下のようなものが多かったです。

■理系学生の声■

「多くの情報が手に入るから」(大阪大学 工学部・電子情報工学科)

「有名で安心だから」(神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科)

しかし、「大学で学んだ分野にマッチした業界を紹介してくれる」「研究で就職活動に時間を割きにくい状況でも就職活動を行える」という理由から、業界別就活サイト、理系専門サイト、スカウトサービス、OB・OG訪問サイトなど、比較的新しいサービスを使用している学生も増えてきています。複数の媒体を効果的に使用したり、企業側から学生に積極的にアプローチしてみるのも良いかもしれません。

理系学生だからこそ抱える悩みとは?

周りに就職活動をしている友人が少ない理系学生は、文系学生とは異なる悩みを抱えています。今回の調査でも多くの悩みが寄せられたので、紹介いたします。

■理系学生の声■

「自分の専門分野が活かせる企業が少ない。」(慶應大学大学院 理工学研究科ほか)

「周りに就活をしている人が少なく相談しづらい。就活を熱心に行っている人を見ると焦る。」(京都大学 工学部)

「研究と違う分野の業界を受けるとき研究の内容が理解されにくい。」(筑波大学 システム情報工学研究科)

「時間の確保に尽きる。文系の学部であれば、企業の社員と触れ合う機会や時間があって、選考意欲を高めやすいが理系には厳しい。」(神戸大学 工学部)

専門分野が活かせない、研究が忙しく時間の確保が難しい、就活についての悩みを共有できないなどの悩みが多いようですね。

まとめ

今回は理系学生の就職活動の実態についてまとめました。「自分の専門が活かせるかどうか」や「研究職ではできないことがしたい」など、文系学生との違いや共通点が明確に現れていましたね。自社の採用活動の参考になりましたら幸いです。

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